ホーム > 家具屋のつぶやき > 木製フレームソファのデメリット
2014年11月19日
家具のフクタケのつぶやき
今、木製フレームのソファがブームです。
どこの家具屋でも数多く並べられています。
どんなポイントで選べばいいのか?
これもまた難しい、正しい情報がネット上をどれだけ調べても出てこないからです。
木製フレームのソファを買う前に頭の中に入れておい欲しいポイントを
書いていきますね。
普通は絶対にネットや店頭では聞けない話ですよ。
①木製フレームのソファは同じ価格の総貼りのソファよりクッションの質が落ちる
同じ価格の総貼りソファに比べると、見える木部にお金がかかるのは当然です。
その分クッションの質は落とすしかありません。
そのため見た目は良いが座り心地とクッションの耐久性は犠牲になります。
②クッションは買ってきて乗せるだけのソファが多い
木製フレームのソファを作るメーカーの多くは木の加工は得意だが、
クッション苦手で全て社内で作る製造出来るメーカーはほとんどありません。
あと、元タンス製造メーカーや鏡台メーカーなどが木のフレームを作って
クッションを乗せて販売していることが多い。
社内で製造しないためコストが掛かりどうしてもクッションの質が落ちる。
③木のベンチにクッションを置いているだけのソファが多い
こういった構造のソファはお子様が飛び跳ねても壊れないということもあり、
人気はあります。普通のソファは座面クッションの下にはスプリングを使用います。
その理由は座り心地を良くする為と座面のクッションの耐久性を上げる為で、
置きクションタイプのソファは座り心地とクッションの耐久性を犠牲にしています。
④クッションの買え買えコストが意外と高い
木製フレームは木のフレームが頑丈だから
総ばりのソファより張替え費用が安く済むとお考えのお客様はとても多いですよね。
しかし結構高いです。購入する前に一度確認してください。
聞いておどろく場合が多いです。
クッションだけ社外から仕入れる為だとおもわれます
①②③④の理由から木製フレームのソファは同じ価格帯の総張りのソファと比べると
クッションの質が良くないので座り心地が良くない
そして耐久性も犠牲になっているのでクッションなどの買い替えサイクルが短い
なのでランニングコストは意外と高い。
結果、総張りのソファの張替えの金額とそれ程変わらないと私は考えています。
それでは今ブームとなってなぜ売れているか?
残念ながら、家具屋の店頭に安い海外製のソファが多くを占めて並び
本当に良質なソファと座り比べる事が出来なくなったからです。
比較して選ぶ対象のソファの質が良くないので
相対的に座りやすく感じてしまうのでしょうね。
座り心地もよく、耐久性のある木製ソファは無いのか?
すごく気になりますよね!
そのお話は次回のお楽しみで〜
家具のフクタケ
小川直樹