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大塚家具 父と娘の対立争点は?

2015年02月27日

家具のフクタケのつぶやき

大塚家具 お家騒動についてのつづきです。

前回のブログを書いてから一点気が付いたことがあったので追記します。

大塚家具の業績の悪化ですが、

円安による輸入家具の仕入れ価格の高騰による影響が大きいと前回のブログで書きました。

その中で、国産メーカーにシフトできないもう一つの理由は、輸入品の方が利益の確保をしやすいからです。

大塚家具の1993年当時輸入品の売上高構率が6.4%その時の利益率は40.4%

利益率の増加が輸入品の売上高構成比率に比例しています。

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大塚家具は値段設定が自由にできる輸入品で高いで利益を確保して会社を成長させてきた。

これでは会社を維持するためにも輸入品に依存するしかありません。

1969年の創業から急成長。

1993年に会員制を導入と同時に輸入品の販売を年々増やしていった。

創業者の大塚 勝久会長の経営手腕と先見性には凄いものがあります。

ただ家具業界の中から見ると、自社だけの利益を追求し続けたとしか思えない様な事例を多く聞きます。

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6年前に大塚 久美子社長に事業継承してから確かに売上は落ちています。

2008年のリーマンショックの影響もあったでしょう。

景気の冷え込みに合わせ、会員制をやめてニトリやIKEAも見据えた販売方法が悪かったとは私には思えません。

数字を見る限り、現社長は“輸入品を多く販売して利益を確保して会社を維持する”

という創業者の方針を忠実に守り経営をしてきたと考えられます。

それでも売り上げが伸び悩むのはやはり、家具小売業の中では以上に高い利益率にお客様が気が付き始めた。

そして、お客様が離れ始めたというのが現状だと私は考えます。

値段設定が自由に出来る、輸入家具を多く販売して高い利益率を保つビジネスモデルが時代に合わなくなったのです。

今回は父と娘の対立に焦点が合ったっていますが、

会長に背いて、社長が大幅な方針変更をして経営を悪化させたのでは無く、

父親である会長の会社を時代に合わせたやり方で、娘さんが経営した結果だと思います。

『社長は父親の言うとおりの事を時代に合わせてやっているが、父親はそれが気に入らない。

しかし、父親の成功体験が時代からずれ始めた。』

娘さんにしてみれば、父親の言う事少しだけ変えて経営しているだけなではないか

そんなことを言いたいのかもしれないですね。

昨年、ドイツの家具店のレベルの高さを見せつけられただけに日本人として正直悔しいですね。

もっとお客様を重視した会社へと生まれ変わることを求められているのではないでしょうか。

 

バブル崩壊後のトップを走り続けてきた家具小売のトップを走ってきた会社です。

この後、誰が社長になるかは私にはわかりませんが、今回の騒動が早く納まる事を願っています

そして日本を代表する家具販売店としてさらなる高みを目指し

家具業界を支えて行ってほしいです。

 

家具のふく岳

小川直樹

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