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飛騨から来た東南アジア製の家具

2015年04月05日

家具のフクタケのつぶやき

本日、イスの修理のご依頼でお客様が来店されました。

今はもうない家具屋で購入されたそうです。

明らかに構造的な問題があって根本的な解決策が難しく

今後とも同じような壊れ方するため応急修理で対応する事になりました。

お客様は店頭で飛騨のダイニングテーブルセットだと聞いて購入されています。

この家具は飛騨の問屋が中国か東南アジアから輸入してる家具でした。

まぁ、確かに飛騨から運ばれてきたのだがひどい話ですね。

以前にも何度もこういった話は聞いていますので特に驚かないですが、

実際には購入されたお客様は飛騨高山で作られた家具だと信じて見えました。

これは真摯なもの家具作りをされる飛騨の家具メーカへの信頼を裏切り侮辱する行為で、

家具業界全体への信頼も失われてしまいます。

以前に『信頼できるお店の見分け方③ 商品名が正確なこと』でもお話ししましたが

家具業界ではいまだにメーカーがつけた商品名を勝手に変えて販売する販売方法がとられています。

ここで指摘はしませんが、実際にホームページで簡単に見つける事が出来ますよ。

家具がどこのメーカーの商品か分からなくして、

そのお店オリジナルのように他で購入できないように思わせるのが目的で、

こういった行為はほかの業界から見れば遅れています。

 

以前食品の産地偽装が問題になったことがありましたが、

その時、「家具業界も似たようなもんだけど、、」とテレビを見ながら考えていたのを思い出します。

この業界全体がお客様からの信頼を失いつつある、

これではニトリやイケアをはじめとしたお値打ちな家具屋が全盛なのも仕方が無いですね。

 

家具の福岳

小川直樹

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