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2014年11月14日
家具のフクタケのつぶやき寒くなってきましたね!
石油ファンヒーター、ストーブ、ガスファンヒーターなどの暖房器具をご自宅で使われていると思います。
ダイニングテーブル離れて無かったと思います
での食事の時も、暖房器具をそばに置いて、食事をされる方もいるかと思います。
我が家でも5年ぐらい前に、妻が食事中寒いので、冬の間、椅子のすぐそばでストーブを使いました。
確か50センチぐらいしか
そして数か月たったのある日、妻が椅子持った瞬間、背もたれが外れてしまいました。
買ってから35年たっている、飛騨高山で作られた椅子です 。
35年も使ったので仕方が無いのかとも思いましたが、
他の4脚は何の問題も無い為、ストーブが原因と思われました。
椅子のほうは、ばらして接着剤を付けて組み直して使っています。
しっかりした家具を作るメーカーの椅子が数年で壊れたことを
今までに何度か、経験しましたが、すべてすぐそばで暖房器具使用していました。
木は切ってから乾燥させて家具に使うのですが、水分を0%まで乾燥しても、空気中から水分をとりこみ、
15%前後含水率(木材にどのくらい水分が含まれているかを比率で表したものです)になります。
ですから至近距離でストーブなどを使う事で、木が乾燥しすぎてしまうのです。
木は乾燥すると、痩せてしまいます。そうすると木の接合部分が緩んでしまい椅子が壊れてしまうのです。
これは完全に使い方を間違えたために壊れた例です。
それならば含水率0%まで乾燥して家具を作ればいいのでは?と思われる方もお見えでしょう。
そうすると今度は、梅雨時のじめじめした天気になると大変です。
水をたくさん吸い込んで、木が膨れてしまい。
曲がったり、反ったり、割れたりといろいろ問題が出ます。
お客様からお聞きしたのですがオイルヒーターをテーブルの真下に入れて使ったら、テーブルの真ん中から割れて来たそうです。
あと、飛騨高山メーカーであった事例で床暖房を付けっ放しにしてダインイングテーブルを使われていたらテーブルが反ってしまったそうです。
床暖は付けっ放しにしなければまず大丈夫だと思います。
寒いかと思いますが出来るだけ、暖房器具は家具から離して使って下さい。
家具の福岳
小川直樹
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