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2016年02月24日
家具のフクタケのつぶやき
ケルン国際家具見本市で発表されたカンディハウス新作「TEN」のプレスリリースに行ってきました。
6月のADW(旭川デザインウィーク)前の初の国内で初のお披露目でした。
実は早く着きすぎてしまいまだオープン前でこれからも社員向けの商品説明会でしたが、特別に入れて頂き社員の方々と一緒勉強。
商品報道向け発表で家具屋は私一人でいつもの展示会とは違う雰囲気はとても新鮮でしたね。
1月に行われたケルン国際家具見本市の展示分を空輸して日本に送り返した行われましたとの事。
あらためて貴重な機会をありがとうございました。
「TEN」の名前の由来は「天空の天」をアルファベットにしてネーミング、
異素材を組み合わせる事で軽いイスに仕上がっていました。
樹種はウォルナットと北海道産タモ、チェアは背もたれが
ポリカーボネートのまま、布張り、革張りを選べます。
座面は板座と布か革張りを選択でき価格帯も5万円代〜10万円弱までと価格帯は幅広くなっていました。
テーブルはウォルナットとタモ、ホワイトかブラックのメラミンの天板を選ぶ事が出来ます。
コントラクトから一般ご家庭まで幅広い用途に対応出来るでしょうね。
ドイツ人デザイナー ミヒャエル・シュナイダー氏デザインで
ケルンではポリカーボネートと木の異素材の組み合わせが高く評価され
200脚弱と今までにない受注があったそうです。
ポリカーボネートをの背もたれに革や布を張り込んでありましたが、
とてもキレイな仕上がりはさすがでしたね。
背もたれがたわむ特製を活かした座り心地の良さと軽さはとても魅力的で、
ポリカーボネートの布や革を張りこんだタイプは木では出せない軽快感と
あたたかさがあり非常に完成度は高かったです。
ミヒャエル・シュナイダー氏の言葉で印象的だったのは
「カンディハウスは今までの中で一番NOを言わないメーカーで、
ミリ単位の要求にもこたえてくれた」そうです。
木部の耐久性があるのは当たり前、
長く使っても飽きない時代を超えていくデザインを常に追求する姿勢は
さすがですね。
スカンジナビアデザインの王道を行く深澤直人氏のデザインを
最先端の機械とカンディハウスの技術で実現した
『KAMUY』に続き、
ポリカーボネートと木という異素材を組み合わせた『TEN』。
故長原實氏の志を受け継ぎながらもさらなる挑戦を続けるカンディハウス。
ハイレベルな全く違うラインのイスをたて続けに発表するだけでもすごい事ですが、
さらに来年のケルン国際家具見本市に向けても新作を開発中との事でまた一つ楽しみが増えました。
これからも目が離せません。
その後、ミルデザインの青木昭夫氏による今年のケルン国際家具見本市のトレンドのセミナーもありとても濃い時間を過ごせました。
その後の懇親会ではミヒャエル・シュナイダー氏、
カンディハウス 藤田社長をはじめ貴重なお話をお聞きする事が出来
本当に良かったです。
家具を車のようにローンで買う「インテリアローン」という新しい試みが家具業界の切札になるというお話もきけ非常に勉強になりました。
シュナイダー氏に「TENを沢山売ります!」
と約束したので頑張らないといけないですね!