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2016年04月09日
家具のフクタケのつぶやき今回は家族旅行と言いながら、妻が見たがっていたカンディハウス ショールームと工場見学。
私は展示会中には行くことが難しい突板工場もカンディハウスの新入社員研修にタイミングよく混ぜてもらいました。
家族とは別行動で突板工場の視察を終えて、
今回は丸太から製材して乾燥する過程を昭和木材さんで見学させて頂きました。
最初の写真はタモ材で大きな山はロシア産で2階建ての家程の高さがあり壮観でした。
ロシア、中国、アメリカ、北海道などから集められた広葉樹が
これだけの規模で集められていたのは初めて見ました。
丸太のままで一年間乾燥させてから、
板状に製材して桟木をを挟み高く重ねて一年間屋外で乾燥。
その後広葉樹専用の人口乾燥機で乾燥。
その時も樹種や製材した時の板の厚みを考慮して乾燥するそうです。
初めの丸太含水率が60〜70%が、
天然乾燥と人工乾燥をへて6%まで過乾燥の状態まで乾燥させて落ち着かせて8%で出荷して
家具を制作すると割れや反りを防ぐことが出来るそうです。
一年かけ乾燥させた丸太は皮をはぎ板に製材していきます。
丸太を板に製材して屋外でまた一年間乾燥させます。
桟木も細かく均等に入れていかないと木が反ってしまい使い物にならなくなってしまいます。
そして板の小口には接着剤をぬり板が割れるのを防ぎます。
そしてこの状態で屋外でさらに一年間乾燥
丸太から家具などに使える材料として出荷できる割合は50%。
使えない部分は製紙会社などで紙を作るのに使われたりと木は無駄なく使える様にしているとの事。
板の状態で一年間乾燥後、人工乾燥機で乾燥さます。
含水率が6%まで過乾燥の状態まで乾燥させて落ち着かせて8%で家具を作る事で
製品になってから割れたり反ったりすることをほぼなくすことが出来るそうです。
この時も樹種や木の厚みなどで都度変えていくとの事。
丸太の状態で木の内部を予測してどのように鋸を入れ製材するかが会社の経営を左右するとも言われていました。
各務原では見ることが出来ない貴重な工場見学でした、
今までに部分的にしか見たことが無い製材所をじっくり見る事が出来てとても勉強になりました。
段取りも含めて色々骨を折って頂いた亀森さん、浦辻さんありがとうございましたm(_ _)m
福岳産業株式会社
小川直樹
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