ホーム > 家具屋のつぶやき > 子供が小さいからソファを購入するのをやめた方が良いのか?
2016年11月30日
家具のフクタケのつぶやき「子供が飛び跳ねて壊してしまうからソファを買うのを止める」
「子供が壊すから大きくなるまでは安いソファでいい」
よく店頭でお客様から耳にするお言葉です。
確かにその通り。
お子様がソファで飛び跳ねてソファが壊してしまうケースは非常に多いです。
共働きで奥様が仕事をしていてお子様と接する時間が少なかったりと、
それぞれ家庭の事情がありますし、お子様の性格も個人差があります。
そして年齢が近い男の子の3人兄弟と言ったご家庭などは、
お子様が小さいうちはどれだけ注意しても収拾がつかず、
ソファを購入するのは難しいかもしれません。
ただ家のソファで飛び跳ねてソファ壊してしまうお子様は、
よその家で遊びに行った時もソファで飛び跳ねている事は多いでしょう。
そして実際にソファを壊して要るかも知れません。
遊びに行ったその家がどんなソファを購入しているかは分かりません。
仕事柄お客様のお家のリビングに上がることが多いですが、
セットで100万円は超える高額なソファや、
数十万以上はする国内有名メーカーのソファ使用されているお宅は意外と多いです。
ひょっとしたらお子様が遊びに行ったお友達のお宅は、
座り心地やデザインにこだわり、
かなり良いソファを購入されているかも知れないのです。
そして、あなたのお子さんがそのソファで飛び跳ねていても、
お友達の親御さんは言いたくても言えず、
止めることも出来ずにただ見ているだけかもしれません。
心の中では
「それがいくらしたと思っているんだ!座り心地が気に入って奮発して買ったんだ。」
「親の顔が見てみたい。2度と家に来るんじゃない」
そんなことを考えながら、もどかしい気持ちでいる事でしょう。
実際に、ふく岳でこだわりのソファを購入されたお客様が
お子様の友達が遊びに来てソファで飛び跳ねて遊ぶのを
注意して止めることも出来ず困っていたり、
仕方がないと諦めていると言ったお声は何度も聞いています。
安いソファだから飛び跳ねても良いと思われている親御さんも多いでしょうが、
これもどうでしょうか?微妙です。。。
子供には遊び行った先の家のソファがいくらしたのかは分かりません。
そしてソファを遊び道具としてしか捉えていないので
家のソファで飛び跳ねる様に、悪気も無くよその家でも同じことをします。
また家にソファが無い為、よその家でソファが珍しく
喜んで飛び跳ねているかもしれません。
「安いソファだから仕方がない」
「ソファは子供に壊されるから買わない」
確かにそれで自分の家は良いでしょう、
しかし遊びに行った先のお友達の家のソファがどうでもいいのかと言うと別問題ですよね。
子供はソファで飛び跳ねるのが好きです。
ただソファはトランポリンではありません。
安いソファだから良いのかと言うとこれもどうでしょうか?
これは子供が家具や家財道具なども粗末に扱っても大丈夫だと勘違いしかねません。
それをよその家でも同じ事をします。
それならソファを買って、ソファは遊び道具ではなく
座ってくつろぐ為の道具だとお子様に教えて
家具を大切に使う事を教えるのが本当の教育ではないでしょうか。
良い物を大切にする習慣を子供のころ身に着けていけば、
最低限の良質な家具を修理しながら使い
一生涯の無駄な物を買う必要が無くなり、
真に豊かな生活を送れると思います。
そうじゃなくて
そんな考え方が広まっていけばいいですね。
家庭環境やお子様の性格もあるので
全てのご家庭に当てはまるわけでは無いですが、
ソファを購入される時に参考にして頂ければ幸いです。
家具のふく岳
小川直樹