高松の家具メーカーの
展示会報告第二弾。
http://www.morishige-furniture.co.jp/
元々香川独自の漆塗りの技術力を活かした塗装技術と
クラシックなティストなデザインの家具が得意なメーカーです。
彫漆 座卓
今回は香川独自の彫漆という技術を紹介します。
様々な色の漆を16層塗り分けています(下地からだと30層)。
1度塗る度むろに入れて乾燥はじめは砥石で研磨(仕上がって来たら炭で磨くそうで
す。)して漆を塗る作業を繰り替えしていきます。
とても根気のいる作業の繰り返しです。
黄色や緑、青などの何層にも塗り分けられた漆を、
削って彫る深さで色合いや模様を浮かび上がらせる。
これが彫漆という技術です。
失敗の出来ない中、下絵も無しに5日間掘り続けて一枚の座卓が完成します。
漆は石油系の塗料と違ってめくれて来ることが無く、
後から修理が出来ます。酸にも強く、
硬度も時間が経てば経つほど増していきます。
あらためて香川独自の伝統技法を守り家具を作り続ける姿勢には頭が下がります。