ホーム > 家具屋のつぶやき > CondeHouse リブランディングとカンディハウス名古屋移転オープン
2021年05月23日
家具のフクタケのつぶやき家具のフクタケが岐阜県のエリアパートナーショップを受け持つカンディハウス。
その旭川の高級家具メーカー カンディハウスは2021年5月1日より北海道産広葉樹『ミズナラ』をイメージした新しいロゴへ刷新しました。
そして5月22日にカンディハウス名古屋ショップが移転オープンしました。
コーポレートカラーは夏に繁るミズナラの葉の色。
ロゴマークはCondeHouseのCとHを組み合わせて90度回転させて北海道産のミズナラに。
日の丸を思わせる赤と白のロゴから、
夏に繁る北海道産ミズナラのグリーンのロゴへ変わります。
ずっと前からこのデザインのロゴだったような気にさせられるますね。
カンディハウス創業者の長原實氏が創業前の旭川市の海外派遣研修制度でヨーロッパに渡り3年半修行に励まれたそうです。
その時に見たのが北海道産のミズナラ木で高級家具が製造され世界中に輸出されている事に長原氏は衝撃を受けたそうです。
北海道産のナラ材で家具を海外に輸出したいそんな想いで、日の丸を背負い海外市場に挑み続け、1984年にアメリカ、2005年にドイツに現地法人を設立。
そしてヨーロッパだけでなく、アジア圏の国々でカンディハウスの家具が販売される様になりました。
そして2021年、かつて海外に輸出され枯渇していたミズナラも回復し、カンディハウスは今年、北海道産材の使用率は50%を超える見込みです。
これからの50年を見据え、木々と共に北海道の大地に根ざし
『北海道産の広葉樹を活用し、産地のそばで、長く使える暮らしの道具をつくる』
コロナ禍、その影響を受けウッドショック、そして外国産材の高騰し材料の確保も困難になっています。
そのタイミングに重なったカンディハウスのリブランディングです。
ようやく時代がカンディハウスに追いついたのだと思う。
木材が安かった時代は当然ですが安価に家具が作れました。
安く家具が作られた結果、100年かけて育った木々が無駄に捨てられていきました。
そして、それに加担してきた、我々家具販売店。
ウッドショックもそのツケがようやく回ってきただけだと思います。
『自然に感謝し、森のそばで家具をつくる。』
『つくり手の努力と挑戦が、すぐれたデザインを形にする。』
『ものづくりで、「和の美意識」を発信する。』
地球環境問題が深刻化する中、自然と調和したものづくりを貫くこれらのカンディハウスの企業方針が形になった今回のリブランディングは、
カンディハウスの北の大地に根ざしたミズナラの木をはじめとした自然と共生するものづくりの姿勢が具現化された良いデザインだと思います。
カンディハウス名古屋ショップの移転オープンもそれに相応しいショールームに生まれ変わっていました。
新たな時代の始まりをエリアパートナーショップとして共に歩める事を感謝します。
福岳産業株式会社
代表取締役 小川直樹