日進木工ソフセミアームチェアとアップライトチェア、
テーブルはエスティックのヴェトナム製のレッドオーク材のテーブルを組み合わせて納品して来ました。
お客様は色々なお店に行かれて要望を伝えて色々なダイニングセットを提案されたそうですが、
どれもピンとくる事がなく購入には至らなかったそうです。
そんな中お客様はホームページを見てフクタケへ来店されました。
お客様のご要望は
⑴イスは板座のウィンザーチェア(下の画像の様に、座板に細い背持たれの棒と脚を差し込んで作られるイス)
⑵テーブルはW160cmで2本脚
この2点でした。
まず⑴の板座のウィンザーチェアはクッション付きですが、
背もたれの木が幅広く身体に沿った曲線の笠木の椅子の方が座りやすいと
色々な椅子を座り比べながらお話しさせて頂きました。
ウィンザーチェアの背もたれに使われる細い木の棒が背中にあたる感触が出てしまう為
幅広い曲線の木の背もたれの方が一般的に評判が良いです。
そした板座はメンテナンスが楽ですが、クッション付きの座面の方が座りやすいと仰られるお客様が多いです。
そして⑵のテーブルはW160cmで2本脚ですが足の間に椅子を入れる為、
W160cmで2本脚では脚をテーブルの端ギリギリに取り付けるしかありません。
その為5、6人で食事をする際に2本脚ではテーブルの両端で食事される方はテーブルの脚が邪魔になります。
180cm以上だと2本脚でも程々に脚が内側につく為、
あまり気にならずにテーブルの端で食事はできます。
160cmくらいまでの長方形テーブルだと4本脚のほうが使いやすい場合が多いです。
ここまで書いた内容を展示の実物を見たり座ったりしながお話しして行きました。
正直なところお客様のご要望を全否定した提案をしていたので、
フクタケで家具を購入する事は無いだろうと思っていました。
あらかた商品説明が終わるとお客様から
『今まで色々なお店に行っても家具が購入出来なかった理由が分かりました。』
お客様が要望を伝えて提案される商品が、
心の底で本当に求めている家具では無かったという事だった様です。
フクタケの店頭で消費説明を聞く中、お客様の思い描く理想のダイニングセットと
現実の生活の中で使いやすいダイニングセットの違いに気づかれた様です。
常日頃から売る為だけの接客ではなく、
お客様とより長く寄り添って使っていただける様な商品の提案を心がけていた事が理解して頂けて良かったです。
お子様用には大人気のアップライトチェアをベビーシート付きでご購入頂きました。
テーブルやアップライトチェアの納期が遅れてしまいご迷惑をおかけしましたが、
お客様には喜んで頂けた様でよかったです。
ご購入ありがとうございました。